沢村一樹主演の連続ドラマ『レンタル救世主』(日本テレビ系)が、苦戦を強いられている。初回こそ平均視聴率10.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と2ケタスタートを切ったものの、第2話7.5%、第3話7.3%、第4話7.6%と7%台が続き、最新の第5話ではついに6.5%まで数字を落とした。

 依頼人のあらゆる問題を有料で解決する“レンタル救世主”の活躍を描いた同ドラマ。二番手を務めるのはジャニーズWESTの藤井流星、「感情が高まると泣きながらラップをする」という謎の設定を持つヒロイン役は、志田未来が担当。ネット上では「泣けるコメディという人もいるけど、コメディなのか泣かせたいのか、中途半端にも感じる」など、可もなく不可もなくといった評価が目立つ。

「日テレが、日曜午後10時30分からのドラマ枠を開設したのは、昨年4月のEXILE・TAKAHIRO主演『ワイルド・ヒーローズ』から。同ドラマは、全話平均8.7%とパッとしませんでしたが、続く窪田正孝主演『デスノート』が、初回視聴率16.9%のスマッシュヒットを記録。10~20代の若者世代に支持されるドラマ枠となると目されました。しかしその後、人気原作モノの『エンジェル・ハート』と『臨床犯罪学者 火村英生の推理』、また人気脚本家・宮藤官九郎の『ゆとりですがなにか』、主演映画が軒並みヒットしている藤原竜也主演の『そして、誰もいなくなった』と、話題作を次々放送したものの、全てが全話平均1ケタになっています」(テレビ局関係者)

 同枠は、ゴールデンタイムのドラマと比べて予算も安く、“チャレンジ枠”扱いされているというが、「さすがにここまで玉砕続きとは、日テレも想定外だったのでは」(同)という。その原因は、「やはり午後10時30分スタートという中途半端な放送時間のせいではないでしょうか。しかし、スポンサーの都合上、前時間帯に放送中の『おしゃれイズム』を別の時間に移動させられないようです」(同)。

 日テレの日曜ゴールデン/プライムタイムといえば、『ザ!鉄腕!DASH!!』から『世界の果てまでイッテQ!』『行列のできる法律相談所』『おしゃれイズム』と高視聴率番組がズラリ。ところが、今年に入ってからはドラマの不調が目立つようになり、午後10時台では、裏の『Mr.サンデー』(フジテレビ系)に逆転を許してしまう状態。この負の流れは、残念ながら『レンタル救世主』でも覆すことが難しい様子だが、果たして今後、逆転の可能性はあるのだろうか?



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